羽毛リフォームとは?
今使っている羽毛布団をそのまま捨てずに 中の羽毛を再利用して新品同様に作り直すサービス のことです。
特に良質ダウンを使った羽毛布団は寿命が長く、リフォームすることで買い替えより安く・快適に使い続けられます。
羽毛ふとんリフォームの内容
弊社工場では次のような工程です:
1. 工場に届いたらまずは査定します。ダウンの状態を確認しながら解体
- 布団を解き、中の羽毛を取り出します。
2. 洗浄(パワーアップ加工)
- 羽毛を専用の洗浄機でしっかり洗い、汚れ・におい・ホコリを除去
- ふんわり膨らむ力(ダウンパワー)を復活させる工程
また同時に傷んだ羽毛やゴミをふるいにかけて除去
長年使うと折れた羽根やホコリが混ざるため、それらを取り除きます。
3. 不足分のダウンを補充
- 経年で減った羽毛を新品の良質ダウンで補い、ボリュームを調整
- 弊社ではシングルで200gの新品ダウンを無料で足します

4. 新しい側生地に充填
- 好きな生地・キルト(縫い分け)を選び、新しい布団として仕上げ
リフォームのメリット
- 新品を買うより安くなることが多い
- 良質な羽毛は再生すると長く使える
- 捨てずに済むので 環境にやさしい
- 側生地が破れた・汚れた場合でも新品同様に
どんな人がリフォーム向き?
- 10年以上使っていて、布団がつぶれた・温かさが減った
- 側生地が破れた
- 高品質ダウン(特にダウン率90%以上・400dp以上)を使った羽毛布団
- 新品同等に復活させたいが、高級品の買い替えは高い
一方でリフォームに向かないケース
へたりすぎて羽毛が細かく粉のようになっている場合
固いダマになっている場合(抱き枕のような使い方をしているとダマになりやすいです)
元の羽毛の品質が低い(ダウン率70%など)
ダウンパワーがもともと弱い
ホテル仕様のような低価格帯布団
大手寝具メーカーでもダウン率が70%以下の低い布団が売られているので注意が必要!
リフォーム後のケアや長持ちさせるコツも併せて提示し、洗濯・乾燥の頻度やダウンのメンテ、収納時のポイントまで網羅します。この記事を読めば、ダウンのダマや偏りを抑え、快適さと衛生を両立する具体的な方法と日常のケア習慣が身につきます。
羽毛布団を再生する前に知っておきたいこと
羽毛布団は高い保温性と軽さが魅力ですが、長く使ううちにダウンの偏り・結露跡・臭いなどのトラブルが生じます。再生・リフォームを検討する際には、布団の構造、内部ダウンの状態、縫製の耐久性、洗浄・乾燥の適正手順を総合的に判断することが大切です。本章では、リフォームの適否を判断する基準と、洗浄・乾燥の基本ルール、そして安全性と衛生面のチェックポイントを整理します。これにより、再生後の仕上がりや長期の持ちを左右する要素を把握できます。
羽毛布団の構造とリフォームの適否
羽毛布団は表生地、中綿(羽毛)、縫製、ダウンの密度などで構成されています。リフォームの可否は主に中綿の状態と縫製の健全性で判断します。ダウンが偏って固まりやすい場合や、綿屑や羽毛が破損している場合は再生後の保温性が低下する可能性があります。適否の目安として、以下をチェックします。
- ダウンの偏り・ダマの有無
- 縫い目のほつれや切れ、ファスナーの動作
- 表生地の破れ・黄ばみの程度
- 汗や湿気によるカビ臭の有無 リフォームの可否は、これらの状態を総合的に評価して判断します。ダウンの再生は可能でも、ダマが多い場合は新しいダウンを追加する必要があるケースが多い点に留意してください。
洗浄・乾燥の基本ルール
羽毛布団の洗浄は家庭用洗濯機では難しい場合が多く、専用の洗浄サービスを利用するのが安全です。家庭で対応する場合でも、強力すぎる脱水や高温乾燥はダウンを傷め、保温性を著しく低下させます。基本ルールは次の通りです。
- 洗浄は中綿の膨らみを損なわないよう、優しい手洗いまたは専門店のドライクリーニングを選ぶ。
- 温度は低温設定、すすぎ回数は十分に。洗剤は無アルカリ・無香料のダウン専用洗剤を使用。
- 乾燥は低温・長時間を心がけ、ダウンを均一に膨らませるために球状にほぐしながら乾燥させる。乾燥機を使う場合は数回に分け、乾燥機内の温風ボール等でダウンを動かすと良い。
- 乾燥途中で布団を均等にほぐし、湿り気が残らないよう十分に乾かす。内部のダウンが湿ったままだと臭いやカビの原因になる。
安全性と衛生面のチェック
再生後の布団を長く快適に使うためには、衛生面のチェックを欠かせません。以下を確認しましょう。
- カビ・臭いの有無。湿気の多い季節には特に注意。
- アレルゲンとなるダウンの加工ムラや、出荷時の衛生証明の有無。
- 縫い目のほつれやファスナーの不具合は危険箇所になり得るため点検。
- 使用後の定期的な換気と乾燥を徹底すること。収納前には完全に乾かす。
次章へ この先は「簡単リフォームアイデア」へと続き、羽毛布団の中綿の Distribution を整える基本方法や、断熱性・ボリュームを回復する簡易テク、仕上げと見た目を整えるDIYを詳述します。
簡単リフォームアイデア
羽毛布団を長く快適に使うための、難しくないリフォーム案を紹介します。全体の目的は中綿の偏りを直し、断熱性とボリュームを復活させること、そして見た目を整えて日常使いに戻すことです。道具は身近なものが中心で、手順は段階的に分かれています。自分の布団の状態を観察し、適切な方法を選ぶと良いでしょう。
中綿の分布を整える基本方法
中綿の偏りは布団の断熱性を左右します。まず現状を把握します。表面を軽くたたき、膨らみのムラを目視で確認してください。偏りがある場合は、次の基本手順を踏みましょう。
1) 解体せずにできる分布調整: 布団を裏表ひっくり返し、縦横の方向に均等に空気を入れる感じで側生地をバサバサする。
2) 部分的なリフレッシュ: 固まりが強い箇所を指先で優しくほぐし、綿を均等に広げるように軽く押さえます。
3) 乾燥を伴う整え: 風通しの良い場所で日光を避け、軽く陰干ししてから再び布団を整えます。中綿が均一になるまで、これを数回くり返すと効果的です。
コツ: ダマになっている箇所は、指の腹で少しずつほぐすのが効果的。強く揉むとダウンが飛び出し、かえって偏りが悪化することがあるので注意してください。
断熱性とボリュームを回復する簡易テク
断熱性とボリュームを取り戻すには、内側の綿層を均一に保つことが重要です。
乾燥機寄せの応用: 可能であれば、低温で短時間の乾燥機サイクルを使い、ダウンを膨らませつつ均一化を図ります。熱を与えすぎるとダウンが傷むので要注意です
ポイント: 縦横の方向に均等に動かすことで、布団全体のボリュームが復活します。ダウンの寄り過ぎが続く場合は、一部新しいダウンを追加する検討も必要です。
仕上げと見た目を整えるDIY
仕上げは見た目と感触の両立を狙います。汚れやくすみを取りつつ、質感を整える基本手順をまとめました。
1) 表面のリフレッシュ: 軽い素材のブラシや柔らかい布で、布団表面のほこりを取り除きます。水分は厳禁。
2) 汚れの対処: 軽度のシミには中性洗剤を薄めて布でこするように処理します。洗濯後はよく乾燥させ、湿気が残らないようにします。
3) 仕上げの整形: 底面を軽く叩く、端部を整える、表面を均してボリュームを均一に見せる工程を繰り返します。
4) 風合いを楽しむ工夫: 季節の装いとして、薄手のカバーやカーペットを合わせて見栄えを向上させる方法もあります。ダウンの飛散を防ぐため、カバーは常に清潔を保ちましょう。
注意点: 洗浄・乾燥を伴うDIYは、布団の素材やダウンの品質に応じて控えめに。過度な力を加えるとダウンが崩れ、元の状態に戻すのが難しくなることがあります。
リフォーム後のケアと長持ちさせるコツ
リフォームで蘇らせた羽毛布団を長く快適に使うには、仕上げ後のケアが肝心です。ダウンのふくらみを保つためには、定期的な洗濯頻度の見直しと適切な乾燥、ダウンの分布を均一に整えるリフレッシュ、そして保管時の環境管理が重要となります。以下のポイントを日常に取り入れると、リフォーム効果を長く維持できます。
洗濯・乾燥のコツと頻度
洗濯は羽毛布団の寿命を左右する大事な要素です。頻度は使用環境と汚れの程度によりますが、目安として年に1〜2回程度を基本とします。頻繁すぎる洗濯は羽毛の油分を落とし、ふくらみを損なう原因になるため避けましょう。洗濯機を使う場合は大容量のドラム式洗濯機を選び、洗濯ネットに包んで丁寧に洗います。中性洗剤を使用し、洗濯後は十分にすすぎ、脱水は弱めに設定します。乾燥は自然乾燥を基本とし、天日干しは羽毛が硬くなる原因になるため避け、日陰で風通しの良い場所を選びます。乾燥機を使う場合は低温設計の「羽毛モード」を選択し、ダウンが均一になるよう布団を袖や2つ折りにして回転させながら乾かします。乾燥の間は適宜揉みほぐし、ダマができないようにします。乾燥完了後は布団を軽く叩くようにしてふくらみを戻すと、復元力が高まります。
定期的なリフレッシュとダウンメンテ
リフォーム後のダウン布団は、時間とともに分布が崩れやすいです。定期的なリフレッシュは、ダウンの空気層を戻し、保温性を回復させます。具体的には、布団を二つ折りにして90度回転させる「体内空間の入れ替え」を月に1回程度実施します。これにより羽毛同士が固まるのを防ぎ、全体のボリュームを均一に保てます。使用後は表面を軽く撫でるように整え、偏ったダウンの集中を解消します。ダウンが固く感じる場合には、蒸気を使った軽いふくらませを試みてもよいですが、高温には注意してください。専門店でのリフレッシュサービスを活用するのも有効です。
収納・保管のポイント
収納時は湿気と圧迫を避けることが長寿の鍵です。布団を収納する場所は風通しが良く、直射日光の当たらない冷暗所が望ましいです。ダウンを保護するため、個別に袋詰めせず通気性のあるカバーを使用します。長期保管の場合は、布団を丸めずに軽く叩いてから平置き、または筒状にしてファスナー付きの収納袋に入れるとダウンが潰れにくくなります。
梅雨時期には乾燥剤を適量使用して結露を防ぐと良いでしょう。持ち運び時は丁寧に扱い、衝撃や圧力を避けることでダウンのダマ化を抑えられます。

